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観戦マナー教育

サッカーの反日行動で、北京五輪の開催地としての資質を疑われた前回のアジアカップ。
今回の一件で、礼儀正しい観戦マナーを呼びかける「北京球迷協会」がこのほど北京で設立されたという。

中国共産党の下部組織などが2008年の北京五輪に向けて北京市民のマナー教育を進めるもよう。この北京球迷協会は12日に正式発足し、メンバーには北京市関係機関をはじめ球技ファン組織など380近くの団体、人気歌手やスポーツ選手も参加したという。北京五輪に向け高い素質をもつ青年を育てるという主旨で、協会を中核に観戦マナーの教育に取り組む考えとのこと。今後は市内に支部を設立し、サッカーのサポーターなど個人会員も積極的に集め、更にスター選手らを招いてのセミナーやイベントを通じて五輪開催国にふさわしい観戦マナーの普及に努めるとのこと。

中国で開かれたサッカーのアジア杯では、中国人サポーターが日本の国歌吹奏中に騒いだり、試合の間も日本選手団や日本人サポーターに激しい罵声を浴びせたりしていた。北京での決勝戦後は、興奮した群衆が日本公使の公用車の後部車窓をたたき割る混乱を招いていた。こうした事態にあわてた中国当局は公式マスコミを通じて沈静化を呼びかけたが、あまりに排外的な態度に北京五輪の開催資格を疑問視する声が海外で広がっていた。協会設立は五輪開催まで4年をかけたファン教育により、国際非難を避けようというものらしいが…。

さて。
この記事を読んで如何に思うか。
長年培われた反日教育という土台の元で、小手先だけのマナー教育が果たしてどれ程の効果を生むのか。疑問を感じるのは私だけではないだろう。
中国に住んでこの反日の根深さをじわりじわりと感じる。そして、教育における影響力と国民性形成に果たす役割の重大さを改めて痛感する。観戦マナー教育の「教育」が如何ほどのものか、そして、このマナー教育の影響力を今後見守りたい。

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by neko_tin_neko_tin | 2004-09-15 22:09 | 中国
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