第2外国語としての中国語と韓国語計画廃止

2005年度から市立中学校で中国語と韓国語を教える構造改革特区を国に申請していた京都府京丹後市は、反対が多く生徒の負担も大きいなどとして、申請を取り下げたことが分かったというニュース(共同通信-10月27日)。

京丹後市は日本海に面し、古代に大陸との交易で栄えた歴史を踏まえ、国際理解教育の一環として、市内4校程度で英語に次ぐ第二外国語に中国語と韓国語の授業導入を計画していた。

しかし、今月8日付で特区認定を申請し計画発表をした後、電子メールなどで「日本語や英語の学力が十分でないのに、第2外国語は負担が大きい」「韓国語は国際的なコミュニケーション言語として利用度が低い」などの反対意見が殺到したという。中には「中国、韓国は嫌い」という感情的な意見もあり、賛成の声はほとんど寄せられなかったという。

さて、いかがか。現在、世界の共通語として英語は必須科目になりつつある。いや、なっているといった方が正しいかもしれない。ここ中国でも、外国語=英語の意識が非常に高い。日本語学習者は減少傾向にある。では、第2外国語の定義とは?

そもそも日本人は、「日本語」を学習しない。「国語」を習う。そして、外国語としての英語を学習する。これは、第1外国語だ。しかし、英語を学習しても実際に使用できる人はそう多くなく、また、理解語彙や使用語彙は本当にわずかではなかろうか。その中での第2外国語。確かにこれらの言語学習に対する負担は大きく、国際的コミュニケーションとしての利用度も低い。が、上記の通り、英語も満足に話せない学習者が多いのも現実。

外国語学習は英語だけでいいのか?英語がすべてか?受験のために学習するのか?いったい第2外国語とは何だ?私も英語が不得意だ。もっと勉強すべきだったと反省しきりだ。しかし、他の言語という選択肢があったらどうだったのだろうか?

第2外国語自体を使用する頻度の低い日本において、英語をはじめとする言語学習の意味を今一度問うべきではないだろうか。国際理解教育は、何も外国人に会うことや英語学習だけではないはずだ。文化と言葉の密接性を考え、言語学習、国際理解教育の意義を改めて見つめ直したい。

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by neko_tin_neko_tin | 2004-10-27 14:09 | 教育
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