アジアの主導通貨を「元」に

日本の「円」では不十分、アジアの主導通貨は「元」だ、というニュース(時事通信-3月12日)。

中国の新聞社などが報じたところによると、北京で開会中の中国国政助言機関、人民政治協商会議の委員らが、急成長を続ける中国の通貨の名称を「人民元」から「中国元」に改め、更に「アジア元」としてアジア地域の主導通貨にするよう提案したというニュースだ。

これによると、「中国の貿易や観光業が拡大する中、人民元は既に『環中国圏』に流通している」、「アジアでは日本経済が低迷を続けており、日本円の利率は変動が激しい」などの理由で、「円」ではアジアの主導的貨幣になるには不十分だという。それに変わって、「中国元」がアジア地域の主導通貨になりうるとのことだ。

さて、いかが思う。中国は確かに今急成長をしている。ここ東北地方に住んでいても、活気を感じるし、また日本人とは異なるなんともいえぬエネルギーが伝わってくる。しかし、それは一部の話だ。

そもそも、ODAはどうなった。中国の急成長は認めるが、あまりに側面的ではないか。現状ではどれだけ日本の景気が低迷しているとはいえ、まだまだ世界第2位の経済大国である。現状では、アメリカと日本のGDPを合わせると、世界の50パーセントともいわれている。2015~2020年には、中国が日本を抜くだろうという予測もあるが、今はまだ日本の「円」に軍配ありではないか。

中国が日本を抜き、更にはアメリカを抜いて世界第1位になる日が来る可能性は否定できない。しかし、この話題は少なくともあと5年先までわからない。ちょっと早すぎる提案ではないか。そんな気がする。

中国のこの提案があまりに政治的で納得いかないのは私だけか。


⇒Blog Rankingに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです。
[PR]
by neko_tin_neko_tin | 2005-03-12 17:26 | 中国
<< 日本の2030年の姿 中国語拡大作戦 >>