加害者擁護

ここではあまり大きな事件を取り上げないいつもりだった。しかし、今日はどうしても一言書きたい。

昨日、あまりに痛ましい事件が長崎県で起こったことはもう既に皆が知るところのニュースである。この事件も、いつものように少年法などの問題点などがクローズアップされるのだろうか。

今日、私が書きたいのは、少年法だとか刑事責任だとかそういうことではない。加害者と被害者について書きたいと思う。

昨日、被害者の父親が新聞社の局長ということもあって早い会見を開いていた。同業者である記者からの時に心ない質問に、とつとつと答えていた。

今朝、違う番組で、この加害者の少女の将来を憂い、社会が守らねばならないというようなコメントをしている人がいた。

これまでにも、少年少女の事件がある度に、なぜか被害者の親や家族の写真、コメントだけが放送される。加害者側の親がテレビにでることは、そうそうない。しまいに、犯罪を犯したものが子どもの場合、もちろん刑事責任を問われないし擁護されているため、真実を知ることが困難だ。

殺されたのは誰か。殺された側の家族は被害者だ。だったら、なぜ子どもだからという理由で、殺した側の本人と家族が守られるのか。子どもが責任を取れないと判断するならば、残念だけれど親が何かしらのアクションを起さねばならないのではないだろうか。

インターネットや雑誌に、加害者の家族や写真、実名を出すのは良くない、という風潮があるようだが、被害者ならいいのか。私にはそこらへんがしっくりこない。一番に考えるべきは、被害者、そしてその家族のことではないのだろうか。

加害者の子どもも守ろう、親だってそんなことになるとは思わなかったのだから一種被害者だ、などというならば、被害者の親はどうすればいいのか?我が子は殺され、その上、相手の親も守られる。そのとき、被害者家族は、悲しみも怒りも全て自己処理しなければならないということか。あまりに理不尽だ。

最近、さまざまなニュースの中で、どうも全体的に被害者を責め、加害者擁護の風潮が強まっているように感じるの。それは、メディアのせいなのか、それともわれわれの感覚の変化が、単にメディアを通じてあらわれているのだけなのか。こう感じるのは、私だけだろうか。

加害者はあくまで加害者であり、被害者ではない。わたしたちは、ニュースや新聞などを見聞きする際、大事な事を見落とさないいよう注意を払わなければならない。当り前のことだが、一人一人がそうしなけばならないんだ、と強く感じた。

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by neko_tin_neko_tin | 2004-06-02 09:48 | 社会
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